「秋止符」
今日の純喫茶 金曜リクエストはこの曲でした。
アルバム『アリス7』からの名曲。やはり私にとっての
思い出は武道館の復活コンサートで皆が一緒に歌いやす
いように堀内孝雄が「白紙の」と歌詞を教えたら、パラ
パラと「拍手」がおこり、流石に堀内さんも一旦歌うの
をやめざるをえなかったというハプニングです。その後
も2度ほどやり直しとなりましたが、そりゃそうですよね。
確かに「ハクシ」と「ハクシュ」は音が似てますが、歌
っている最中に「拍手」を求める歌手はいないでしょ?
この曲ならば、そらで歌える私とすれば、貴重な復活コ
ンサートにもかかわらず妙な客が来ているなと、偉そう
にも思ってしまったものでした。おかげで今は愉快な記
憶となっていますけれど。
堀内孝雄の曲もいいですが、谷村新司の詞が絶品です。
「左ききのあなたの手紙」を「右手でなぞって真似てみる」
どうしてこんな詞が書けるのか。
谷村さん自身が経験したのだろうか。
夏の別れが
「今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな そんな気」
にさせるのも、なるほどそういうこともあるかなあと
納得するのが半分、なぜこんな表現ができるのかと
感心するのが半分です。
ラストの「春の嵐が来る前に 暖かい風が吹く前に
重いコートは脱ぎすてなければ
歩けないような そんな気がして」
という部分も好きです。長い秋と冬の間に傷を癒すぞ、
春までには立ち直らなくっちゃという前向きな気持ちと
ともに、どことなくそんなことができるのかしら、みた
いな弱気な傷心を感じるのです。
本当に秋の名曲です。
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