谷村新司/十三夜/マカリイ(CD)
星の航海師についてこのブログで書くチャンスもそうそう無いと
思われるので、この際もう少し。
オーストロネシア祖語を話す人たちが揚子江流域、台湾あたり
から旅立ったのは紀元前4000〜3000年
フィジー、トンガ、サモアあたりにたどり着いたのは
紀元前1500〜1000年
マルケサス諸島を経てイースター島やハワイにたどり着いたのは
紀元後300〜1200年頃
イースター島なんていちばん近い島までなんと1900キロもある
絶海の孤島です。
この島まで5000年の旅をしたオーストロネシア人。
ラピタ土器で有名なラピタ人もアフリカ東岸のマダガスカル人も
同じオーストロネシアンです。
この大航海を支えたのが星の航海術です。
星、星座、風、波、雲、鳥、魚、海の色など、ありとあらゆる
自然現象の規則性をもとに、安全に目的地にたどり着く技術。
決して偶然だけに頼った漂流とは異なる人類の知恵です。
昨年日本にもやってきたホクレア号の記憶も新しいですが、
75年の沖縄海洋博にやってきたチェチェメニ号。
西洋の大きな甲板を持った船が登場するはるか前から、
カヌー(アウトリガーだったり双胴船だったりしますが)で
海を渡った人々は私たち日本人と同じモンゴロイドです。、
同じ太平洋の民として海の道でつながっているのです。
すごいぞモンゴロイド!
中国大陸から太平洋に目を向けた谷村新司の今後の活躍に
注目です。
なにはともあれ、小説「昴」を読まねば!
昴
僕も時々手伝っています。よかったらご覧下さい。
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